
初めて自分専用の乗り物を買うときってすごくワクワクしますよね!でも同時に、割と大きな出費になるので事故や故障・トラブルに見舞われないか不安な気持ちにもなってしまいます。
そこで今回は、電動バイクに乗るなら入っておきたい保険を紹介します。
入っておきたい保険
- 自賠責保険(法律で定められた強制保険)
- 任意保険(自賠責保険でカバーできない部分を補償)
- JAF(実は電動バイクのトラブルにも対応可能)
- ZuttoRideClub盗難保険(モーターサイクルタイプ限定!)
目次
電動バイクに掛けられる保険の種類
保険の種類
- 自賠責保険
- 任意保険
- ロードサービス(JAF)
- 盗難保険(ZuttoRideClub)
自賠責保険
自賠責保険は、すべての自動車が加入する義務を負った『強制保険』です。
自賠責保険に未加入の状態で公道を走行すると、1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられます。
また、違反点数6点となり、即座に免許停止処分が下されるので無保険で公道を走ることがないようにしましょう。
※自賠責保険の証明書を所持していないだけでも30万円以下の罰金が科せられるので証明書は車体に備え付けておくと安心です。
任意保険
任意保険は、自賠責保険でカバーしきれない対人損害や対物損害に対しての賠償金を負担してもらえる保険です。
『対人対物無制限』と『弁護士費用特約』をつけて契約することをおすすめします。また、すでに車の保険などで自動車保険に加入している場合は『ファミリーバイク特約』でお得に加入できます。
ロードサービス
電動バイクは、エコで便利で手軽な、新しい移動手段として注目されています。しかし、電動バイクには、『航続距離が短い』というデメリットもあります。
万が一のバッテリー切れや、マシントラブルの際に保険として充実のロードサービスを受けることができるJAFへの加入をおすすめします。
盗難保険
バイクの盗難件数は年々減少傾向にありますが、それでも2020年には9018件ものバイクが盗難被害にあっています。しかもその中で検挙された割合はわずか16.5%でした。
【参考:犯罪統計資料(令和2年1月~12月)【確定値】|警察庁】
【参考:E-Stat 犯罪統計資料】
実際に問い合わせた所、ZuttoRideClubの盗難保険には、キックボードや自転車タイプの電動バイクは加入できないとのこと。
スクーターやモーターサイクルタイプの『THE・バイク』というような見た目のものであれば加入できるとのことでしたのでそのような電動バイクを購入したい方はぜひ加入を検討してみてください。
自賠責保険への加入は義務です
自賠責保険は、先述の通り『強制保険』です。すべての自動車に加入することが義務付けられています。
そして、補償範囲は事故の相手方に対する人身傷害に対するものに限定されています。また、補償額も限定的なものなので注意が必要です。
自賠責保険の被害者一人あたりに対する保証限度額
- 死亡による損害 3000万円
- 後遺障害による損害 75〜4000万円
- 傷害による損害 120万円
自賠責保険料は、期間が長いほどお得に契約することができます。
自賠責保険料一覧 | ||
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保険期間 | 本土 | 沖縄 |
12ヶ月 | 7,070円 | 5,350円 |
24ヶ月 | 8,850円 | 5,440円 |
36ヶ月 | 10,590円 | 5,530円 |
48ヶ月 | 12,300円 | 5,620円 |
60ヶ月 | 13,980円 | 5,710円 |
長く乗り続けるのであれば保険期間は長めにしておきましょう。
こちらの記事で、セブンイレブンでの自賠責保険への加入方法を解説していますので参考にしてください。
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任意保険に入ったほうがいい理由
先程も述べたとおり自賠責保険だけでは重大な事故を起こしてしまった場合の補償は不十分です。
そもそも、自賠責保険は『人に対する補償』しかしてくれないため、破損させてしまった相手のクルマや、その他のモノに対しては補償されません。
事故を起こしてしまったときには、ヒトだけを傷つけてしまうというケースは稀です。洋服や時計・メガネ等、所持品も一緒に破損してしまうことがほとんどです。
自賠責保険の補償額からはみ出してしまった分の損害賠償や、そういった『モノ』に対する損害賠償は任意保険に加入していなければ実費で支払うことになってしまいます。
損保ジャパンが公表している高額賠償事例によれば、相手を死亡させてしまったり、後遺障害の残る大怪我をさせてしまった場合には数億数千万円もの損害賠償が認定されたという実績があります。
電動キックボードも自動車の一種です。公道を他のクルマやバイクと一緒に走るので事故のリスクをゼロにすることはできません。
そのため、自賠責保険に加えて『任意保険』にも加入しておく必要があります。状況によっては数億円の損害賠償を求められることがあるので、補償の限度額は『無制限』にしておきましょう。
また、トラブルになった際に泣き寝入りをしなくて済むように『弁護士費用特約』をつけておくことをおすすめします。
自賠責保険や任意保険については、別記事で詳しく解説していますのでそちらもご覧ください。
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出先でのマシントラブルに|JAF

引用元:JAF公式サイト
JAF(Japan Automobile Federation)というサービスをご存知ですか?
JAFは、充実のロードサービスと安心のサービス内容が魅力で、一部の離島を覗いて24時間365日全国どこでトラブルに見舞われても駆けつけてくれます。
『でも、クルマのトラブルに対応してくれるサービスでしょ?』
と思ったみなさん、実はバイクでも加入できて様々なサービスを受けることができるんです。
JAFのトラブル対応具体例
- 電動バイクのバッテリー切れ(最寄りの充電可能な場所まで搬送)
- キーの紛失
- 故障バイクの搬送(15kmまで無料)
- 現場での応急処置(不具合の内容による)
- バイク以外の車やレンタカーもサービスの対象
JAFは、自賠責保険や任意保険のように「登録車両に対して」のサービスではなく、「会員本人に対して」のサービスです。
そのためレンタルバイクを運転中もしくは同乗中の場合でも、24時間365日、トラブルがあれば全国どこでも同じ品質のロードサービスを受けることができます。
また、全国47000施設でJAF優待サービスを受けることもできます!個人会員になるための費用は、入会金2,000円と年会費4,000円の合計6,000円です。
ZuttoRideClub盗難保険
ZuttoRide株式会社は、バイクメーカーに対して、ロードサービスと盗難保険のOEM商品を提供しています。ホンダ・ヤマハ・カワサキ・スズキなどの大手二輪車メーカーが認めたサービスなのです。
ZuttoRideClubの盗難保険には、次の3つの強力な補償が備えられています。
3つの強力補償
- 最大300万円までのバイク盗難保険
- 最大20万円までのパーツ盗難保険
- 最大5万円までの鍵穴いたずら補償
もちろん、補償額によって年間保険料は変わってくるのでそこはお財布と相談ということになりますが、大切な電動バイクを守るためにできる限りの対策をしておきましょう。
ちなみに、多くの『バイク型』原付一種クラスの電動バイクの価格帯は30万円前後ですが、盗難保険の補償上限を30万円に設定したとすると、年会費は12,700円です。
月平均では約1,058円となります。これくらいの金額なら毎月少し節約して捻出することは可能ではないでしょうか?
バイクのロードサービスと盗難保険の『ZuttoRide Club』
こちらの記事では航続距離が長めの原付一種クラス(定格出力600W 以下)と原付二種クラス(定格出力1000W 以下)のおすすめの電動バイクを紹介していますので是非参考にしてみてください。
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【長距離も安心】航続距離の長い電動バイクまとめ【原付編】
電動バイクのデメリットとして、「航続距離が短い」がよく挙げられます。確かに航続距離が短いと用途が制限されたり、充電の手間が増えたりと大変ですよね。そこで今回は、原付1種と原付2種に絞って、航続距離が長い電動バイクをまとめました。長距離使える電動バイクが気になる方は、最後まで読むことで自分にマッチしたものが見つかるかもしれません。さっそく見て行きましょう!
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まとめ
今回は、電動バイクに乗るなら入っておきたい保険について紹介してきました。電動バイクが入れる保険には次のものがあります。
保険の種類
- 自賠責保険
- 任意保険
- ロードサービス(JAF)
- 盗難保険(ZuttoRideClub)
入っておきたいと入ったものの、自賠責保険は強制保険なので加入が必須。そして自賠責保険でカバーしきれない範囲の損害賠償を補償してくれる任意保険にも無条件で加入するべきです。
本当に任意で、お財布と相談しながら加入を検討するのはロードサービスと盗難保険です。今回は【JAF】と【ZuttoRideClub】についてご紹介しました。
トラブルの際に24時間365日、どこにいても駆けつけてくれる【JAF】も、車両やパーツの盗難にあったときに被害額を補償してくれる【ZuttoRideClub】も、私達にとってヒーローそのものです。
保険料とサービス内容を天秤にかけて、入る価値があると判断できたらぜひ加入してみてください。私は、加入しておくことをおすすめします。