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【実際に乗ってみた】EVスクーターシェアリング事業「ラクすく」解説

読者の悩み
電動キックボードや電動アシスト自転車のシェアサービスはよく見るけど、EVスクーターのシェアリング事業って全国初なんだ!情報が少ないけど一体どういうサービスなんだろう?

『ラクすく』について詳細な情報が中々ヒットせず、使い方がわからないという人もいらっしゃるのではないでしょうか?

2021年9月2日から始まったばかりのサービスで、まだまだ情報が不足しています。

今回は、全国初の試みであるEVスクーターのシェアリングサービス『ラクすく』を実際に試してみたので、詳細な情報を解説していきます。

この記事でわかること

  • 『ラクすく』とはどういうサービスか
  • 『ラクすく』の利用方法
  • 『ラクすく』のメリット・デメリット
  • 『ラクすく』はどういう人に向いているか

『ラクすく』とは

【ラクすく】とは、株式会社新出光が新規事業化を目指す「EVスクーターシェアリング事業」です。

「福岡市実証実験フルサポ ート事業」に採択されて実証実験がスタートしました。

本実証実験は、EVスクーターシェアリングサービスの利用者ニーズや運営上の課題等を検証することが目的です。

【ラクすく】実証実験概要

  • 実施機関
    令和3年9月2日〜令和3年11月29日 (予定)
  • 営業時間
    受付開始:10:15〜18:30
    返却時間:10:25〜18:45
    (14:00〜15:00は昼休みのため受付及び返却不可)
  • 特設ポート設置場所
    ・旧大名小学校前(Fukuoka Growth Next)
    ・六本松 421 前
    ・IDEX セルフ福岡ドーム前SS旧大名小学校前
  • 対象
    18歳以上で運転免許証をお持ちの方 (高校生は利用不可)
  • 利用料金
    初回登録時に30 分の無料チケットプレゼント それ以降 1分毎に8円
  • 車両台数
    12台

将来的には福岡市内に100 箇所以上のポート場所を設置して、24時間いつでもどこでもライドシェアする事ができるサービスを目指しています。

公式サイトは存在せず、情報発信はラクすく公式Twitter株式会社新出光公式フェイスブックページのみです。

フェイスブックページでは、【ラクすく】以外にもたくさんの情報が投稿されるので、ラクすく公式Twitterをフォローしていたほうが情報は得やすいです。

運営カレンダーにもある通り、基本的に火曜日と水曜日が定休日となっており、月に数回その他の曜日が休みになることがあります。

また、天候等の状況により臨時休業になったり、営業時間の短縮をされたりすることがありますので、利用の前には情報を確認しましょう。

使用されている車両は、福岡市に本社を置く電動バイクブランドXEAMから発売されているniuのUQi Proと UQi Sportです。

ちなみに、Proは2020年モデル、Sportは2021年モデルとなっています。

車両スペック

  • 定格出力
    500W(原付一種)
  • 最高速度
    Pro:時速41km Sport:時速49km
  • 航続距離
    エコモード:約70km スポーツモード:約40km
  • 車体重量
    約58kg(バッテリー含む)
  • バッテリー重量
    約6.5kg
  • シート高
    710mm
  • 充電時間
    5〜6時間
  • 最大登坂角度
  • 販売価格
    Pro 189,800円(税込)
    Sport 206,800円(税込)

クルーズコントロールが搭載されており、時速30kmで速度を固定することで速度超過を抑制することが可能です。(下り坂では速度が増すので注意)

エコモードでは最大速度20km/h、スポーツモードでは、最大速度41km/h(Sportは49km/h)です。

時速20kmでは周囲の車両の流れに乗れず、大通りでは少し怖いのでスポーツモードでの走行がメインになるでしょう。

ブレーキは、前後ともディスクブレーキで制動力は十分です。しっかりと止まることができます。

レンタル中に使うことはないかもしれませんが、USB Aポートが装備されているのでスマートフォンなどの充電をしながら走ることも可能です。

『ラクすく』の利用方法

【ラクすく】を利用するには、まず特設ポートへ行きましょう。

特設ポート設置場所
・旧大名小学校前(Fukuoka Growth Next)
・六本松 421 前
・IDEX セルフ福岡ドーム前SS旧大名小学校前

特設ポートでは、仮設テントで受付を行っています。

初回利用時には、運転免許証や利用者情報の登録があり、支払いはクレジットカードもしくは電子マネーのみで、返却時に精算します。

『ラクすく』のメリット・デメリット

ここからは、実際に体験してみた感想と、そこで感じたメリット・デメリットをご紹介していきます。

感想としては、普及すれば非常に便利で通勤や通学にぜひ使ってみたい、と感じました。

電動キックボードの実証事業では時速15km制限なので、電動アシスト自転車のシェアサービスのほうが制限が少なくて利用しやすいように感じていました。

この【ラクすく】は、完全な原付バイクなので時速30kmで走行でき、ヘルメットの貸出しも行っていて、手ぶらで利用することができます。

『ラクすく』のメリット

ラクすくのメリットは、手ぶらで気軽に利用することができ、XEAMの電動バイクを格安で試乗できる点です。

電動スクーターの購入を考えている方にはうってつけのサービスでしょう。

レンタルバイクでは半日単位で数千円の出費になりますが、【ラクすく】なら1分単位で乗ることができます。

また、任意保険にもしっかりと加入してあり、重大な法令違反がない限りは自己負担額無しで事故対応してもらえるのも安心です。

『ラクすく』のデメリット

デメリットは、特設ポートが3拠点と少ないところと、営業日や営業時間が限られる中での有人管理である点です。

公式サイト等は存在せず、利用登録も特設ポートに赴いてタブレットに入力するという方法をとっています。

このあたりは、【mobby】のように公式ライン上ですべて完結するなどの対応をしてもらいたいと感じました。

福岡の電動キックボードシェアサービス【mobby】利用方法まとめ

mobbyとは、株式会社mobby rideが運営している、電動キックボードの公道での実証事業です。
実際に利用してみたので、利用方法やメリット・デメリットについて解説していきます。
福岡市中央区が生活圏でしたら、かなり生活が便利になること間違いなしです。

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現在の所、特設ポートの関係上利用者も利用場所も限られるなという印象。ですが、この実証実験は9月2日に始まったばかりでまだまだ発展途上です。

将来的に福岡市内に100 箇所以上のポート場所を設置し、24時間利用できるサービスを目指しているので、今後に期待します。

『ラクすく』はこういう人に向いている

現状では、自宅や職場が特設ポート付近で、営業時間中に利用できる人であれば利用することをおすすめできます。

自転車よりも楽チンで、キックボードよりも走行安定性があり、乗り心地は非常に良かったです。

キックボードと違って、着座姿勢で運転できるうえ、多少であれば足元や荷台に荷物を乗せることもできます。

福岡市内100箇所のポート拡大が実現すれば、私ならどのシェアリングサービスよりも【ラクすく】を利用するでしょう。

まとめ

今回は、全国初のEVスクーターシェアリング事業【ラクすく】についてご紹介してきました。

このサービスは2021年11月29日までの予定で実施されます。初回は30分無料で利用でき、以降は1分8円という料金設定です。

現状は特設ポート3箇所に限られた営業時間の中でしか利用できません。

しかし、将来的には福岡市内に100 箇所以上のポート場所を設置し、24時間いつでも利用できるサービスを目指しています。

【ラクすく】についての情報は、公式ツイッターにて発信されています。是非フォローしておきましょう。

ラクすく(公式)Twitterはこちら

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