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不安を解消!電動バイクの安全性を考える【ルールを守れば大丈夫!】

読者の悩み
電動バイクって安全なのかな?気軽に乗れるけど結構スピードも出るし不安だ。

『安全か否か』

新しいものに手を出す時、その安全性というのはどうしても気になってしまう項目ですよね?最近では電動キックボードの危険走行がニュースになったり、逮捕者が出たりもしています。

しかし、そのほとんどすべてが交通ルールを無視した身勝手な運転をしている人たちに関するニュースです。ルールを守って正しく使えば、電動バイクはエコで便利な素晴らしい乗り物です。

今回は、電動バイクを運転するときに注意したい【危険なポイント】と、事故を回避するための【安全対策】について解説します。

【危険なポイント】

  • 出会い頭の接触事故
  • 右折時に直進車と接触事故
  • 直進時に左折車と接触事故
  • 左折時に歩行者と接触事故
  • 曲がりきれずに対向車と正面衝突

出会い頭の接触事故

みなさん、交差点での一時停止や徐行を徹底していますか?

車の運転をしているときにはやっていても、歩行中や自転車に乗っているときにもきちんと安全確認をしているという方は少ないのではないでしょうか?

そこには、『自分は守られるべき交通弱者で、安全確認は自動車側のするべきことだ!もし事故にあったとしても自分に責任はない。』なんて意識があるのではないかと推察します。

そのような意識を持った人が電動バイク(特に自転車型やキックボード型)に乗るとどうなるか。おそらく自転車感覚で運転して周りの歩行者や車のドライバーをヒヤヒヤさせてしまうことでしょう。

そしていつか、取り返しのつかない事故を起こしてしまうかもしれません。。。

こんなときに事故は起こる!

ここに注意

  • 左右確認を怠って他の車両や歩行者に気が付かず、交差点に侵入
  • 他の車両や歩行者には気がついたが、自分の方が早く通過できると思い、交差点に侵入
  • 他の車両や歩行者には気がついたが、相手の方が止まってくれると思い、交差点に侵入

たとえ見通しの良い交差点でも、このような状況では事故が起こる可能性があるので注意が必要です。

一時停止や徐行を徹底しよう

出会い頭の接触事故を防止するためには、交差点での一時停止や徐行を徹底し、『だろう運転』をせず『かもしれない運転』をするように意識しなければなりません。

右折時に直進車と接触事故

交差点では、右折車と直進車がいた場合、直進車のほうが優先です。

たとえ、直進車が道を譲ってくれたとしても、死角からすり抜けてきた原付や自転車に気が付かずにぶつかってしまうという『サンキュー事故』事故も多く発生しているので注意が必要です。

こんなときに事故は起こる!

ここに注意

  • 右折しようとしたところ、対向車が停車してくれたので、急いで右折した。
    しかし、停車した車の死角から現れたバイクと接触した。
  • 駐車場などから本線に出ようとしたところ、本線の車が停車したので、急いで右折した。
    そうしたところ、自分が入ろうしていた車線を直進する車両を見落として接触した。
  • 対向車が来ていたが、十分な距離があると思い右折した。
    しかし、対向車の速度が思いのほか早く右折が完了する前に接触した。

すり抜けてくる自転車やバイクは、速度を落とさずに直進してくる場合がほとんどです。速度が早いということは、気付くのがコンマ数秒遅れただけでも接触する可能性が高くなります。

しっかり確認するようにしましょう。

対向車がいなくなってから曲がろう!

右直事故の場合、死角から出てくる車両に気が付かずに衝突してしまうパターンが多いです。

道を譲ってもらったら、急いで曲がってしまいたくなる気持ちはわかりますが、焦らず細部まで安全確認をしましょう。

よく確認したら、死角を走っているバイクや自転車、歩行者に気がつくヒントがたくさんあります。

普段バイクの運転をしたことがない方には馴れが必要かもしれませんが、日常の中でも周囲を細かく観察する癖をつけてみてください。

直進時に右左折車と接触事故

歩行者の通過待ちなどで、右左折待機をしているドライバーは多くの場合、横断歩道を渡っている歩行者や自転車に注目しています。

後方からすり抜けてくる原付やバイクには気が付きにくいということを覚えておきましょう。

特に、トラックや大きめの乗用車には死角が多くて後方が見えづらく、左折時に自転車やバイクを巻き込んで運転者を死亡させてしまう事故のニュースもよく目にします。

こんなときに事故は起こる!

巻き込み(巻込まれ)事故の原因は車の死角を走っていたり、停車中の車が左折待ちであるにも関わらず左側をすり抜けようとしたりする事によって起こります。

ここに注意

  • 車の横を並走して走っていたら急に車線変更をしてきて接触した。
  • 交差点で車が渋滞していたのですり抜けて前方に出ていったら左折する車に巻込まれた
  • 車の横をすり抜けて交差点に侵入したら対向車が右折してきて巻込まれた

車の死角に居続けないように注意!

電動自転車や電動キックボードは特に、通常のバイクと同じくらいの速度が出るのに車体は小さいので車からは見えづらいです。

速度が早いということは、気付くのがコンマ数秒遅れただけでも事故に発展する可能性が高くなります。

走行する際は、車の死角居続けないように調整しましょう。

具体的には、前方の車やバイクのミラーに映る位置か、ドライバーの視界に入る真横よりも前方になるよう自分のポジションを調整すると存在を認識してもらいやすくなります。

また、前者のドライバーの目線や行動(スマホをいじっていないか?よそ見をしていないか?)などをよく観察しましょう。

そのようなドライバーはふらついたり急に車線変更してきたりする可能性があり非常に危険です。自分の身を守るためにもそのような車とは距離を十分にとって走行しましょう。

左折時に歩行者等と接触事故

左折する時、死角に歩行者や自転車がいるかもしれないのは電動バイクでも同じです。見える範囲に誰もいなくても少し振り返ったらすぐそこに人がいたなんてことはよくあること。

歩行者や自転車と接触してしまった場合、免許を有して運転している電動バイク側に大きな過失があります。左折の際は軽く振り返ってしっかりと後方確認もしましょう。

こんなときに事故は起こる!

ここに注意

  • 左折をしようとしたとき、後方から直進してきた自転車を巻き込んだ
  • 左折をしようとしたとき、横断歩道を渡っていた歩行者と接触した

周囲の確認を徹底しよう!

左折時に歩行者や自転車と接触してしまう場合、大抵は電動バイク側の周囲の確認不足が原因です。

解決策は非常にかんたん!360°周囲の安全状況をきちんと確認することです。急いでいたり、疲れていたりすると判断力はガクッと落ちてしまうので注意しましょう。

電動バイクは周囲の人から認識されづらい乗り物です。それは、普通のバイクと比較して音が静かなためです。つまり、電動バイクのライダー自身が周囲の安全確認を徹底する必要があるということです。

見通しの悪いコーナーで接触事故

最後は、交差点ではなくワインディングロードでの危険についてです。

バイクは、クルマと比べて速度の出やすい乗り物です。その中でも電気の力で走る電動バイクはアクセルを開けた瞬間から最大トルクを発揮して一瞬で速度が上がります。

原付一種クラスや原付二種クラスでは、最高速度は低めに設定されていますがそれでも速度が上がれば曲がりきれないようなコーナーはあります。

こんなときに事故は起こる!

コーナーでの事故は、速度の出しすぎが主な原因です。

ここに注意

  • コーナーを曲がった先に停車している車がいて接触した
  • コーナーを曲がりきれずに反対車線にはみ出して対向車と接触した
  • コーナーで後輪がスリップして転倒した

カーブの手前ではしっかり減速しよう!

見通しの悪いコーナーにはカーブミラーが設置されています。曲がった先に人や車がいないかどうかきちんと確認しましょう。

カーブミラーを確実に確認するためにもカーブの手前では十分に減速する必要があります。

安全に曲がりきれる速度でなければ反対車線にはみ出してしまったり、濡れた路面や浮いた砂、落ち葉などで滑って転倒してしまったりすることがあり危険です。

電動バイクはアクセルをひねればすぐに最高速度まで加速してしまいます。そんな加速力を持っているにも関わらず、車体は軽く、タイヤも小さいので安定感は乏しい乗り物です。

自制心を持って、速度をコントロールし、自分の運転技術で安全に運転できる速度で走りましょう。

まとめ:カーブや交差点が最も危険!

今回は、【電動バイクの安全性を考える】をテーマに、運転する上で危険なポイントと事故を未然に防ぐための安全対策について解説してきました。

危険なポイントは交差点やカーブなど『曲がる』ときに多く存在します。事故が発生する原因は主に周囲の安全確認が不十分なことです。

電動バイクには、小さくて軽い【キックボード型】や【自転車型】のものがあり、最近では様々なモデルが販売されています。

『小さい』『軽い』というのはメリットでもありますが、『車から視認しづらい』『安定感がなくバランスを崩しやすい』というデメリットも。

法定速度を守ること、周囲の流れに乗ることはもちろん大切ですが、最も大切なのは自分の運転技術でコントロールできる速度で走ることです。

ルールを守って正しく使えば、電動バイクは私達の生活をより便利にしてくれるエコで経済的な乗り物です。事故を起こしてから後悔しないように普段から安全に対する意識を高く持ちましょう。

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