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【電動バイクの普及促進事業】補助金で電動バイクを安く購入する方法

読者の悩み
電動バイクって車体価格が高いから本当にお得なのか微妙だよな。

電動バイクの維持費はガソリンエンジンの原付バイクと比較すると非常に安く、お得なモビリティです。

しかし購入価格はガソリン車と比較すると割高で、普通に買ったら購入費用まで含めると絶対にお得であるとは言えないのが現状です。

今回は東京にお住まいの方限定の情報ですが、お得な補助金制度の令和3年度申請受付が開始されたのでご紹介します。

補助金制度

電動バイクを購入すると、2022年3月1日必着分までの期間限定で補助金を受けることができます。

車両登録後1ヶ月以内に必要書類を提出すると「クリーンエネルギー自動車導入事業費補助金」(CEV補助金)が国から交付されます。※全国共通

対象車種と補助金交付額は下記の通り。

 

国の補助金に関しての詳しい情報はCEV補助金のホームページをご確認頂くか、電動バイクの販売店にお問い合わせください。

電動バイクの普及促進事業(東京都)

東京都は、2050年までにCO2排出量を実質ゼロにする取り組みである『ゼロエミッション東京』の実現のために独自の補助金制度を設けています。

それが電動バイクの普及促進事業です。

2021年6月7日に令和3年度の申請受付が開始されました。事業の概要を簡単にまとめると次の通り。(2021年6月17日現在の情報です。)

助成金の対象者

  • 都内に事務所や事業所を有する法人または個人事業主
  • 都内に住民票が取得できる住所を有する個人
  • 電動バイクを貸し出すことを業にしているリース事業者

助成対象車両

  • 初度登録日から1年以内に申請した車両
  • 都内に定置場または使用の本拠を有する車両
  • 初度登録日時点でCEV補助金の対象である車両

対象車種と補助金交付額は下記の通り。

申請方法

補助金の申請は、助成対象車両の購入及び初度登録完了後、「申請書類」を印刷して記入し、郵送で提出します。

窓口へ持参する場合には電話で予約をしておきましょう。受付してもらえない可能性があります。

お問い合わせ先

公益財団法人東京都環境公社 東京都地球温暖化防止活動推進センター

〒163-0810
東京都新宿区西新宿2-4-1 新宿 NS ビル14階

TEL:03-5990-5068

Eメール:cnt-toshiene@tokyokankyo.jp

ホームページ: https://www.tokyo-co2down.jp/individual/subsidy/re_evbike.html

受付時間:月曜日~金曜日(祝祭日及び年末年始を除く)
9:00~17:00(12 時~13 時は除く)

申請者別の提出書類一覧表

申請者 提出書類一覧
個人 提出書類一覧(PDF)
個人事業主 提出書類一覧(PDF)
法人 提出書類一覧(PDF)
リース事業者(貸与先:個人) 提出書類一覧(PDF)
リース事業者(貸与先:個人事業主) 提出書類一覧(PDF)
リース事業者(貸与先:法人) 提出書類一覧(PDF)

■ 申請書の送付先

〒163-0810 東京都新宿区西新宿2-4-1 新宿NSビル14階
東京都地球温暖化防止活動推進センター 都市エネ促進チーム 宛

今回は個人の方向けの申請方法を深堀りして解説していきます。

必要書類チェックリスト

  • 助成金交付申請書
  • 住民票または印鑑証明書(原本またはコピー)
  • 購入した電動バイクの請求書または注文書(コピー)
  • 購入した電動バイクの領収書(コピー)
  • 購入車両の標識交付証明書又は軽自動車届出済証(コピー)
  • 振込口座が確認できる書類(コピー)
  • その他必要に応じて求められた書類

助成金交付申請書の書き方

1)申請者情報を記入します。

  • 郵便番号及び住所
  • 氏名、フリガナ
  • 電話番号

が必要です。

2)販売店担当者情報を記入しましょう。(リース契約の場合は不要です。)

  • 販売店の郵便番号及び住所
  • 販売店の会社名及び店舗名または部署名
  • 担当者氏名、フリガナ
  • 販売店電話番号

ここに注意

販売店に手続代行をお願いする場合は、『販売店担当者が、手続代行者として、助成金申請に関する一切の窓口となることを希望します。』にチェックを入れてください。

3)交付決定通知書の送付先(任意)

交付決定通知書は、希望がなければ最初に記入したあなたの住所宛に届きます。販売店あてに届けてほしい場合はチェックボックスにチェックを入れましょう。

4)誓約事項(チェックボックス)

暴力団排除に関する誓約事項と、その他の誓約事項がありますので内容を確認してチェックボックスにチェックを入れてください。

最後に申請者名欄へ記名しましょう。

5)助成金振込先

申請者と口座名義人が同一の銀行口座を記入します。間違えると振り込まれないので注意してください。

6)申請車両と申請金額

  • メーカー名、車名
  • 型式
  • 車台番号
  • 助成金額
  • 申請車両数
  • 交付申請額合計

を記入しましょう。

ここに注意

メーカー名、車名、型式は令和3年度助成対象車種一覧の記載と完全に一致するように書いてください。

助成金交付申請書の記入は以上です。残りの書類を用意して指定の宛先へ郵送しましょう。

  • 住民票または印鑑証明書(原本またはコピー)
  • 購入した電動バイクの請求書または注文書(コピー)
  • 購入した電動バイクの領収書(コピー)
  • 購入車両の標識交付証明書又は軽自動車届出済証(コピー)
  • 振込口座が確認できる書類(コピー)
  • その他必要に応じて求められた書類

■ 申請書の送付先

〒163-0810 東京都新宿区西新宿2-4-1 新宿NSビル14階
東京都地球温暖化防止活動推進センター 都市エネ促進チーム 宛

個人でも買える給付金対象車種

ここで残念なお知らせです。給付金対象の12車種の中で一般向けに販売されているのはヤマハ発動機のE-Vinoだけです。

ホンダの電動バイクはすべて法人向け、スズキのE-Let'sはすでに廃盤になっています。

補助金を利用してお得に電動バイクを買おうと思ったら、ヤマハのE-Vino1択です。スペックや価格について詳しく見ていきましょう。

項目名 仕様・スペック
全長/全幅/全高 1,675mm/660mm/1,005mm
シート高 715mm
軸間距離 1,160mm
最低地上高 95mm
車両重量(バッテリー装着) 68kg
1充電走行距離 29km(30km/h 定地走行テスト値〈標準モード〉)※1
最小回転半径 1.8m
定格出力 0.58kW
最高出力 1.2kW(1.6PS)/3,760r/min
最大トルク 7.8N・m(0.80kgf・m)/330r/min
充電時間 約3時間 ※2

※1 充電走行距離(定地)の測定条件/標準モード、乗員55kg、バッテリー新品、気温25℃、乾燥路面、無風

※2 バッテリー新品、バッテリー残量ゼロから満充電した場合。充電時間は充電環境に左右されます。最適な環境温度は15℃~25℃です。

ヤマハ公式サイトスペック表より引用

サイズは普通の原付バイクとほとんど同じです。1充電あたりで29km(別売りのスペアバッテリー使用で58km)走ることができます。

東京電力との一般的な契約で換算した場合、1回の充電に要する電気代はなんと約14円です。

脱着式のリチウムイオンバッテリーの重量は6kgで、スペアバッテリーも合わせて毎回家に持って上がることを考えると結構な重労働になってしまいます。

しかし、家庭用電源で約3時間充電すればフル充電が完了するのは魅力の一つですね。

カラーはイエローとホワイトの二色展開になっています。

価格は236,000円(税別)

【CEV補助金】と【電動バイクの普及促進事業助成金】を併用すると合計で10.6万円の補助を受けることができます!

(購入の際には自賠責保険料、軽自動車税が発生します。)

まとめ

今回は、補助金を使って電動バイクをお得に購入する方法について解説してきました。

【電動バイクの普及促進事業】は東京都独自のものですので、ご自分の住んでいる地域でも補助金事業をやっていないかどうか確認してみてください。

参考サイトはこちら ▶ 全国の地方自治体の補助制度・融資制度・税制特例措置

補助金の対象車種は全12車種ありますが、その中で一般の消費者が購入できるのはヤマハ発動機のE-Vinoだけです。

その他は、法人向け車両だったり生産終了車種だったりして私達は購入することができません。

国の【CEV補助金】と東京都の【電動バイクの普及促進事業】は申請フローが全く別なので間違いのないようにそれぞれ申請しましょう。

申請書類は年度ごとに変更が加えられることもあるので申込みの際は最新の申請書類かどうか確認してください。

注意

  • 消せるボールペンや鉛筆など、容易に訂正できる筆記用具を使用しないこと
  • 訂正の際は二重線で訂正し、修正テープや修正液は使わないこと
  • 申請書類は郵送(レターパックや特定記録等、荷物の追跡が可能な方法)で送ること

■ 申請書の送付先

〒163-0810 東京都新宿区西新宿2-4-1 新宿NSビル14階
東京都地球温暖化防止活動推進センター 都市エネ促進チーム 宛

国からの補助金と東京都の助成金を合算すると、106,000円で、E-Vinoの車両価格は実質130,000円となります。

ちなみにガソリンエンジン仕様のヤマハVinoの車体価格は185,000円で、スペアバッテリー追加購入してもE-Vinoの方が1,200円安く購入することができます。

イニシャルコストもランニングコストも安く抑えられるのなら、もはや電動バイク(ヤマハE-Vino)を買わない理由はありませんね。

東京都にお住まいの方で電動バイクのご購入をお悩みならこの金額を目安にしてはいかがでしょうか?

安くてスペックのいい電動バイクがあればそちらを買ったほうがお得ですし、スペックが劣るのにE-Vinoより高いのであればE-Vinoを買うべきだと言えるでしょう。

どちらにせよ、皆さんが想定している使用用途等によって最適な電動バイクは変わってくるはずです。

バイク選びというのは悩む時間も楽しいものですのでたくさん情報収集をして快適で楽しく、エコで経済的な電動バイクライフを送ってください。

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