
日々進化して優れた安全性を発揮するフルフェイスヘルメットですが、時速30km以下で走る電動キックボードにはやや大仰です。スタイリッシュなハーフヘルメットで颯爽と街を駆け抜けたいですね。
今回はこれから電動キックボードに乗られる方におすすめな、Amazonにて販売されている幅広い価格帯のハーフヘルメットをご紹介します。
この記事はこんな人におすすめ
- 電動キックボード用にハーフヘルメットを探している
- カッコいいハーフヘルメットが欲しい!
- ヘルメットはできるだけ安く探したい!
- 高級なハーフヘルメットで周りと差をつけたい!
ヘルメットの種類
バイク用のヘルメットと言っても、実に様々な種類があります。メーカーも国内外にたくさんあり、価格もピンキリで初めてヘルメットを買う方にはどれを選べばいいのかわからないかもしれません。
まずは、ヘルメットにどのような種類のものがあるのかをご紹介します。
フルフェイスヘルメット
【フルフェイスヘルメット】とは、頭のてっぺんから顎まで含めて、頭部をすっぽり覆うような形状のヘルメットです。
ヘルメットの中で最も安全性能が高い形状なので、安全性を第一に考えるのであればフルフェイスヘルメットを選んでおけば間違いありません。
デメリットとしては、頭全体が覆われていて圧迫感があったり、他の形状のヘルメットと比較すると重たくなりがちなので長時間被って運転していると頸が痛くなったりすると言ったことが挙げられます。
バイク用品店ではフィッティングサービスで頭の形に合わせてクッションを調整してくれるところもありますので、購入前に実際に被ってみることをおすすめします。
オフロードヘルメット
【オフロードヘルメット】はフルフェイスヘルメットの一種です。その特徴は、顎の部分が前に張り出していることと、バイザーがついていることでしょう。
顎の部分はチンガードと呼ばれ、オフロードを激しく走り回るライダーが呼吸をしやすいように口元に余裕をもたせたり、転倒・激突の際に障害物に先にあたって衝撃を吸収する働きがあります。
バイザーの役割は、前車が巻き上げた土や石などがゴーグルに直接降り注ぐのを防ぎ、視界が悪くならないようにすることです。オンロードバイクで被るときには日よけとしての役割も果たしてくれます。
ジェットヘルメット
【ジェットヘルメット】は、頭と耳・頬の部分までが覆われたヘルメットです。顎を守る部分がないため安全性はやや劣りますが、脱着が容易であったり、夏場は風が抜けて涼しいなどといったメリットがあります。
また、顔を覆う部分が少ないことはデメリットでもありますが、視界が開けているため視認できる面積が広いところはフルフェイスヘルメットよりも安全性が高いポイントです。
白バイ隊員の被るヘルメットも、ジェットヘルメットを採用しています。
ハーフヘルメット
【ハーフヘルメット】は、頭と、ものによっては耳までしか覆われていない形状のヘルメットです。安全性や強度が低いため、メーカーや販売店は125cc以下のバイクで被ることを推奨しています。
しかし逆に言えば、原付一種クラス(定格出力600W以下)のものが多い電動キックボードなら、ハーフヘルメットでも問題ないと言えます。
電動キックボードは、歩行者・自転車、その他の原付バイクや車など、様々なものに気を配らなければならないので軽量で視界を広く確保できるハーフヘルメットは選択肢として上位に来るでしょう。
電動キックボードに乗る時のヘルメットの選び方
電動キックボードは、車体もタイヤも小さく、非常に不安定な乗り物です。道路の凹凸や、落ちているゴミなどでバランスを崩してしまう危険が高いと言えます。
定格出力600W以下のモデルは原付一種に分類されるので制限速度は時速30kmまでです。しかし、人や車の行き交う通りを時速30kmで走っているとおそらく多くの人が『怖い』と感じるでしょう。
恐怖感なく、安心して走れる速度は時速20km程度ではないかと思います。そんな電動キックボードでは、開けた視界と軽量で体への負担が少ないハーフヘルメットを選ぶ人が多いのではないでしょうか?
電動キックボードならハーフヘルメットで十分
道路交通法上の『乗車用ヘルメット』の基準は以下のとおりです。
『乗車用ヘルメット』の基準
- 左右、上下の視野が十分とれること。
- 風圧によりひさしが垂れて視野を妨げることのない構造であること。
- 著しく聴力を損ねない構造であること。
- 衝撃吸収性があり、かつ、帽体が耐貫通性を有すること。
- 衝撃により容易に脱げないように固定できるあごひもを有すること。
- 重量が2kg以下であること。
- 人体を傷つけるおそれがある構造でないこと
基本的に上記の基準を満たしていれば違反にはなりません。自転車用ヘルメットでも工事用ヘルメットでも道路交通法違反により点数を加算されることはありません。
しかし、乗車用ヘルメットは特定製品であるため、販売するにあたって安全基準が設けられています。
『PSC規格』や『SG規格』などです。これらの規格の詳細な説明は省きますが、乗車用ヘルメットとして販売するためにはPSC規格をクリアして『PSCマーク』を表示する必要があります。
最低限の安全性能を確保したいのであれば、これらのマークが表示されているかどうかは確認しておきましょう。
1万円以内で買える安価なハーフヘルメット

ヘルメットの金額は数千円から数万円まで様々です。
しかし、バイクを買うところから始める電動バイクビギナーの方には他にも買わなければならないものがたくさんありますし、あまりお金は掛けられませんよね?
そこで、1万円以内で買えるハーフヘルメットを5つご紹介します。
バイクパーツセンター|ロングダックテールヘルメット

引用元:Amazon
ダックテールヘルメットとは、ヘルメットの後ろ側が「アヒルのしっぽ」のように少し伸びている形状のヘルメットのスタイルのことです。
こちらのヘルメットは、『PSCマーク』及び『SGマーク』の表示がありますので、安全性能に関しても保証されています。
よく見る形状のヘルメットで、原付バイクでも被っているライダーをよく見かけます。
こちらのヘルメットはフリーサイズで、価格は3,380円です。
TRUSTERTHEE|ジャーマンヘルメット

引用元:Amazon
ジャーマンヘルメットとは、第一次世界大戦後から第二次世界大戦中にドイツ軍で採用されていた『シュタールヘルム型』ヘルメットをモチーフに作られたデザインのヘルメットです。
本物のジャーマンヘルメットは鉄製ですが、乗車用ヘルメットではもちろんそんなことはなく、基準を満たすように軽量化されています。
こちらのヘルメットは、M/L/XL/XXLからサイズを選択でき、価格は3,999円です。
リード工業|バブルシールド付ヘルメット

引用元:Amazon
こちらのヘルメットは、取外し可能なイヤーカバーと、バブルシールドが装着されています。冬場の冷気や走行中の風・飛び石などから顔面を守ってくれるので安心です。
『PSCマーク』『SGマーク』の表示もあり、ヘルメットとしての安全性も確認できます。サイズはフリーサイズで、価格は4,595円です。
Speed Pit|レザーヘルメット

引用元:Amazon
こちらの商品は、脱着可能なイヤーカバーが付いており、ヘルメット表面はレザーで装飾が施されていて、格好良く仕上がっています。
SG規格に適合しており、安全性も確保されています。サイズはフリーサイズで、価格は5,722円です。
ダムトラックス|ハーフバンディットヘルメット

引用元:Amazon
こちらの商品の大きな特徴は、キャップのつばのようなバイザーが付属することで、おしゃれな印象を受けます。また、イヤーカバーやゴーグルも付属していてすべて取り外すことも可能です。
SG規格適合品で、サイズはフリーサイズ、価格はカラーによって違いがあるようですが8,037円〜11,000円です。画像のデニム調のものは8,037円となっています。
周りと差をつけたい!1万円以上の高額ハーフヘルメット
ヘルメットは、高ければいいというものではありませんが、価格の高いヘルメットは質感も高く、周りの人と差をつける事ができます。
安全性能と価格が比例しているわけではありませんが、なんとなく『高いもの=いい商品』というイメージがって安心できますよね。
ダムトラックス|ハーフスクールチェックヘルメット

引用元:Amazon
こちらもダムトラックスから発売されているヘルメットで、チェック柄が可愛い商品になっています。仕様はハーフバンディットヘルメットと同じで、もちろんSG規格適合品です。
サイズはフリーサイズですがやや小さめ。価格は9,675円〜13,200円となっており、画像の柄のものは13,200円です。
AFX|ジャーマンヘルメット

引用元:Amazon
AFXはアメリカで人気のヘルメットメーカーで、輸入品なので日本のPSC規格やSG規格は未取得ですが、アメリカ版のSG規格であるDOT規格適合品です。
サイズはMサイズ(57~58cm)でやや小さめ。価格は、31,800円と手を出すのには躊躇するお値段ですね。
Bell|Pit Boss Solid ハーフヘルメット

引用元:Amazon
BELL HELMETSは、1957年にアメリカで創業した歴史ある老舗のヘルメットメーカーです。
こちらの商品には、防寒用の脱着式ネックカーテンが付属します。インナーバイザー付きで、太陽が眩しい時間帯でも快適に運転することが可能。
価格は35,763円です。
Bell|Pit Boss Solid ハーフヘルメット

引用元:Amazon
フルフェイスヘルメットやジェットヘルメットには数十万円するような高級ヘルメットが存在しますが、ハーフヘルメットで数万円もする高級ヘルメットは珍しいです。
60年以上の歴史がある老舗のヘルメットブランドならではでしょう。こちらの商品の価格は51,295円です。
Bell|Rogue Solid ヘルメット

引用元:Amazon
こちらの商品もBELL HELMETS製で、ハーフヘルメットですが脱着可能なノーズガードが付属しており、鼻から口元にかけてを保護してくれます。
また、このノーズガードはマグネット式でかんたんで素早い脱着が可能です。価格は54,167円となっています。
まとめ
ヘルメットには様々な種類がありますが、今回は電動キックボードで被るのにおすすめの『ハーフヘルメット』を10点ご紹介してきました。
乗車用ヘルメットの基準を満たしていれば道路交通法違反にはなりませんが、安全性が確認された商品を選ぶことで安心して使うことができます。
安全性を確認するには安全規格に合格した商品であるかどうかを見る必要があり、『PSC規格』や『SG規格』の適合品であるかどうかを確認しましょう。
また、輸入品の場合、コスト削減のために日本の規格には適合していない場合がりますが、その国での安全規格をクリアした商品もたくさんありますのでぜひ確認してみてください。